平成19年12月4日火曜日
ジェイミー・フォックス,ジェニファー・ガーナー の 「キングダム / 見えざる敵」映画予告編,ポスタ,写真 放送

イントロダクション
これは過去10年間のCNNヘッドライン・ニュースの裏側を見せる映画だ。- マイケル・マン
<9.11>-あの日以降、今も続く、見えない敵との終わらない戦い・・・。タイムリミットは5日間。4人のFBIスペシャリストが、今、最も危険な領域に潜入する!
本作は1996年に実際にサウジアラビアで起きたホバル・タワー爆破事件をヒントに、監督のピーター・バーグ、脚本家のマシュー・マイケル・カーナハンらが作成したオリジナルの脚本で、ハリウッド史上初めてサウジアラビアの真実に迫る。社会派ドラマ『インサイダー』でアカデミー賞ノミネートのマイケル・マンが映画に惚れ込みプロデュースを手掛け、総制作費7000万ドルを投じ、アラブ首長国連邦、ワシントンそしてアリゾナ砂漠でロケを敢行した。
4人のFBIスペシャリストを演じるのは、オスカー俳優ジェイミー・フォックスを筆頭に、同じくベテラン・オスカー俳優のクリス・クーパー、「エイリアス」でゴールデン・グローブ受賞のジェニファー・ガーナー、そして『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』のジェイソン・ベイトマン。更に、パレスチナ人俳優で『パラダイス・ナウ』に出演のアシュラフ・バルフムが民族の違いを超えて任務への忠誠心を共有するサウジ警察の警部に扮する。
米映画業界誌Varietyによると、秋以降アメリカでは中東を題材にした映画が次々と公開され、本作はその先陣を切る最も重要な作品として位置付けら れている。2008年の大統領選に向け、イラク戦争の是非が映画というフィルターを通して検証されつつあるのだ。4年に及ぶイラク戦争で、米兵の死者は既 に2000名を越え、“正しい戦争”のはずがますます混迷を極めるイラク情勢。イラク戦争を支持したヨーロッパ各国首脳は次々と退陣を余儀なくされ、孤立 を極めるアメリカ。私達人類は、いつまで闘わなければならないのか・・・。各国の事情に翻弄されたまま、生きることを与儀なくされる子供たちの運命。そし て、この映画の本当の意味での怖さは、映画が終わった後も、まだどこかで殺し合いが続いていることを強く示唆していることである。
ストーリー
ワシントンDCのある小学校。父母参観日で両親が見守る中、6歳のケビンが様々な写真を見せながら自分や家族について発表している。そん な時、父親のロナルド・フルーリー(ジェイミー・フォックス)の携帯が鳴る。サウジアラビアにある石油会社の外国人居住区で自爆テロ事件が発生したのだ。
FBIワシントン事務所。フルーリーが鑑識チームに爆破事件の詳細を説明している。死者100人以上、負傷者200人以上。犯人はサウジ警察の制服を着 ており、捜査に向かったFBI捜査官のレックスとフランも死亡したと伝えられる。同僚の死を知り涙ぐむ法医学調査官のジャネット・メイズ(ジェニファー・ ガーナー)。爆発物専門家のグラント・サイクス(クリス・クーパー)が爆発の規模を説明し、軍が使用する高性能爆弾が使われたと推測する。情報分析官のア ダム・レビット(ジェイソン・ベイトマン)はFBIが現地に行くべきだと主張する。爆破が巧妙かつ周到に計画されていたことから、フルーリーはサウジ基盤 のアルカイダ・メンバー、アブ・ハムザの仕業だと推察。サウジ政府はアメリカの介入によって統治能力の弱さを露呈させたくないため、FBI捜査を受け入れ ない。フルーリーは司法長官に、FBIも協力してアブ・ハムザを捕らえるべきだと直訴するが却下されてしまう。
フルーリーはワシントンポスト紙の記者を介して駐米サウジ大使に会い、サウジの大物によるテロ資金調達疑惑をちらつかせ、自分を含めた4人のFBIチー ム(フルーリー、サイクス、レビット、メイズ)を現地捜査に派遣できるよう取り計らいを要求。大使は捜査期間を5日間、そして常にサウジ警察が同行すると いう条件で許可する。
サウジのプリンス・スルタン空軍基地。サウジ国家警察のアル・ガージー大佐(アシュラフ・バルフム)に出迎えられたフルーリー達はそのまま爆破現場に連れて行かれる。爆発のすさまじさに愕然とする4人。
翌朝。フルーリーらはアル・ガージー大佐から「証拠に触らない」等、いくつかの条件を言い渡され、捜査は始まった。しかし、FBI捜査官らを一切信頼せ ず、捜査への介入を許さないサウジアラビア当局の外交儀礼のお陰で捜査は一向に進まない。たった5日間という短い捜査日程の中で身動きが取れず、苛立ちを 募らせるフルーリーたち。
そんな中、フルーリーはサウジアラビ王国のハレド王子の宮殿で開かれる集会に招かれ、そこで自分達FBIにも捜査を協力させて欲しいと訴え、理解を得 る。新たに指揮を任されたアル・ガージー大佐の下で本格的な捜査が始まった。爆発には盗まれた救急車が使われたこと、救急車があった病院には自爆犯の兄弟 が勤めていることが明らかになる。フルーリーらは直ちに兄弟の居場所を特定して急襲、その場にいた全員を射殺する。部屋にはイラク戦争の有志同盟の大使館 の写真があったが、首謀者は見つからない。その帰途、フルーリーらの車が襲撃され、レビットが連れ去られてしまう。爆破の首謀者たちは捜査の停止を求めレ ビットを人質にしたのだ。
果たしてフルーリーらはアルカイダ・メンバーの本拠地に迫ることが出来るのか?そもそも爆破事件の真犯人はアルカイダなのか。レビットの命は・・・タイムリミットは後わずか。今、命を賭けた闘いが始まる・・・。
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